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2004/07/22

本が好きな人って、なんで本が好きなんだろう?


pura23さんのBlog「さいきん怒りっぽいのは歳のせいか」7月19日分を読んでて考えた。

ちなみにpura23さんはこう書房でも2冊ほど著書のあるフリーライターさんで、奥さんもフリーライターで、そのうえお子さんもいらっしゃるという、ある意味かなりチャレンジングな、しかし心優しく子煩悩なおっちゃんなのだ。見た目はちょっといかついけど。

pura23さんところは両親ともにライターで本好きなのに、お子さんはぜんぜん本に興味を示さず、これはヤバイと思っているらしい。で、子供を本好きにするためにと調べたら、読み聞かせブームが世の中では起きていた ―― といった内容なんだけどね。

読み聞かせ。ほんとに学校でやってるらしいですね。そんなん、うちらの子供んころはなかったぞ。

自分は、編集職についている人にしては本が好きではない。世の編集者さんはほんとに本が好きだからねぇ。彼らにくらべると、自分なんか「本嫌い」の部類でしょう。でも、この業界の外にいる一般的な人にくらべたら、これでも充分に「本好き」だと思う。子供のころは本好きだったし。

でもねぇ、べつに親に読み聞かせしてもらったこととか、ないよ。pura23さんもないって書いてたけど、そんなことしなくても、本を読む人は読んでる。

本を読む人と読まない人の差は、どこにあるんだろう? なにが、本を読む人と読まない人に分けてしまうのだろう? 遺伝的資質なのか、環境なのか、育て方なのか。わからないな。

『捨てる!技術』の辰巳渚さんは7月20日のSmall Biz Mailのコラム「ニュースのツボ」で青山ブックセンターの閉店について触れ、そのなかで、本を読む楽しみを知る子供にするために、学校で「本屋で本を探して買う」という授業をしてはどうかと提案してる。それにより、自分の考えで本を買い、買った本に喜んだり失敗したと悔やんだりする「経験」をさせようというわけだ。

でもねぇ、授業でそれをやったとして、どこまで本気で「自分で探す」だろうか。教師が買ってこいっていうから、適当に買ってきたってなるだけな気がする。そこに「自分で探す」→「自分の選択に喜んだり悔しがったりする」っていう経験は、生まれないんじゃないかなぁ。こういった「やらされてる感」のある指導では、人の心は動かないと思う。

自分の場合はたぶん、たまたま最初に読んだ本がおもしろかったんだろう。

うちは父親が本好きなので、いろんな種類の本がたくさんあった。子供向けの絵本や、世界児童名作全集みたいなのもいっぱいあったな。いつも身近にあって、ふと気が向いたときに手にとったなにかの本が、きっとおもしろかったんだな。覚えてないけど。でも、もっとほかにもおもしろいものがあるんじゃないかと、いろいろな本に手を出すようになったんだと思う。まずは、家のなかにある本から。次に、学校の図書館で。そして、街の本屋さんへと、探す場所は広がっていった。

なにかを始めるときに、最初の経験って大切だ。最初がおもしろく楽しければ、さらに続けたいと思う。これは楽しいものだっていうイメージができあがってしまえば、そのあとに多少つまらないものにあたっても、そういうこともあるかなで次にすすめる。でも、最初がつまらなくてつらければ、次にいきたいとは思わない。

pura23さんは、小学生のときにマンガにはまって買いまくり、その延長で物語本へとすすんだそうだ。マンガも物語も、「本」という形をしたものを読むという行為にあまり違いはない。ページをめくって楽しむというかたちは同じ。

そのときに子供が「楽しい」と思えるだろう本を何冊か身の回りに置いておく。「読め」というのではなく、ただ置いておく。親が読ませたい本ではなく、子供が「拒否反応を起こさない本」「興味を持ちそうな本」を置いておく。たとえそれに子供が興味を示さなくても、「読んでみたら」とか「せっかく買ったんだから読みなさいよ」とかいわない。そういうのって「無理やり読まされた感」が残って、いいイメージにつながらないから。そういう環境が、もしかしたら有効なのかなぁとか思う。

どうして自分は本が好きになったのか、あるいはなぜ好きになれなかったのか。
本が好きな人は、子供のころから好きだったのか、それとも、大人になってから好きになることもあるのか。
いずれにしろ、どんなことにでも「最初」があるはず。「きっかけ」があるはず。それが見つけられれば、そして多くの人に応用できれば、読書人口も増やせて、業界的にも助かるのだけど……難しいね。

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☆ 連載:得する共働き夫婦になろう! ☆

第8章「ネネちゃん家族の幸せをかみしめる」
《出産退職では失業給付はもらえない?》の巻

―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
(今日から新しい章です)

「ワインかなにか、飲まないの?」
「うん、今日はやめておく」

結婚記念日恒例の、夫婦ふたりでの夕食。今年はホテルのレストランをふんぱつした。

「身体の具合でも悪いの?」
「べつに悪くないわよ、はい乾杯」

水の入ったグラスを軽く合わせて、ネネはさっそくオードブルにとりかかる。

「うーん、おいしい。さすが7800円も取るだけのことはあるわ。ところでさあ、私はいまのパートを辞めたら、失業保険がもらえるわよね」
「うん。このあいだも話したけど、君はパートの区分の、雇用保険の加入者だからね」
「90日だから、3か月間?」
「そうなるね」

「でも、ナントカとナントカとナントカが必要なんでしょ?」
「?」
「ほら、アナタいったじゃない。えっと、就職する意思とかナントカって」
「ああ。勤めたいという意思があって、勤められる状況にあって、それでも職が見つからないという3つの条件?」

「そうそう、それそれ。かりによ、かりに、もし私に子どもができて、それで辞めたとしても、その条件はクリアできるの?」
「子どもって…」
「だから、あくまでも、かりの話よ」

ぜんぜん気づかなかったけど…。

(続きは明日)
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―

このお話は、以下の本からの転載です。

【ネネちゃんファミリーのマル得生活レシピ】
共働き夫婦が得する本

(2002年12月10日初版発行。詳しい紹介はこちら)

実際の本では、右側のページが本文(ストーリー)、左側のページがポイントの図解・イラストになってます(ページ見本1 / ページ見本2)。

印刷後の法律改正により、本文内容の一部に現状とはあわない部分があります。それについての補足説明を用意しましたので、よろしければご利用ください。
追録:[PDFファイル] [WORDファイル]

著者の高木隆司さんの許可を得て掲載しています。転載等はご遠慮ください。

【登場人物】

☆ネネちゃん(妻)
3?歳。
現在パート勤め。
ムズカシイことはキライだけど、損得にはシビア。

☆夫
ネネちゃんより4歳年上。
信用金庫に勤めている。
ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士の勉強中。

☆ミカちゃん(子ども)
6歳。来年の4月に小学校入学を迎える。
ちょっとおませちゃん。

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☆ 今日のお仕事 ☆

10月予定新刊初校戻し準備。
応募企画個人評価記入。
新刊企画立案&企画書提出。
などなど。

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コメント

あまろーねさん、今からすぐにリンクを申し込みますから、よろしくお願いいたしますね!その前に「本が好きな人って・・・」がどうしても気になったので、こっちに先に寄らせて頂きました。私は文筆業の方に比べると読書量は全く少ないのですが、自分が本が好きな理由は説明がつきます。(私に限って言えば)ページを開き、一行読み進めた瞬間に、自分の行きたい世界で完全に孤独になれるから・・・映画や音楽もそうかもしれないけれど、やりようによっては(一緒に見たり、聞いたり)複数の人間でも感覚を共有できますよね。本は、後で感想は述べ合うことはできても、読む作業は一人だけなので、より孤独感が深いように思えます。電車の中でも、病院の待合室でも、場所を選ばずに完全に孤独に浸れて、いつでも戻ってこれるし、本を読まない人っていつ孤独になれるんだろうって逆に不思議で・・・こんな感じです!ではのちほど・・・

投稿: みずもっち | 2004/07/24 22:44

みずもっちさん、さっそくのリンクありがとうございます。
場所を選ばずに完全に孤独になれる……なるほど。たしかに読書って、孤独な世界かもしれませんね。しかも、その孤独さのなかで、自分でいろいろなことを解決していかなくてはいけない。
読書って、けっこう重労働だと自分は思っています。体力も精神力も必要ですよね。
孤独も重労働も、最近の若い人たちに嫌われるキーワードじゃないですか(笑)。でも、その先に得られる「なにか」のすばらしさを知っているから、本を読む人はずっと本を読むのかなぁ。本を読まない人は、すばらしい「なにか」を本から得たことがないか、本以外のところから得ているので本が必要ないのかもしれませんね。

投稿: あまろ~ね | 2004/07/25 18:16

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