お客のほうがおかしいというように考えるのはちょっとなぁ
ちょっと前の記事なのだけど、「江崎書店こぼれ話」の2005年6月12日~6月18日分に、静岡江崎書店の田中さんが「本の帯(オビ)は商品か?」というタイトルで、こんなことを書いていた。
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本には内容紹介や、キャッチコピーがのった帯がまかれている。お客様がそれを読んで気にいって一冊でも多く買っていただくための広告だ。ところが最近、本の汚れやいたみに非常に神経質なお客様が増えていて、その帯がチョッと(2ミリくらい)破けていたために、「いらないわ」と一言で帰られたケースがあった。出版社さんはこれからはやめてしまうか、帯を印刷してしまった方がいいかもしれない。★たった2ミリそれも30スギの男性だった。(「江崎書店こぼれ話」2005年6月12日~6月18日分より)
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オビが2ミリ破れていたら買うのを辞める... この気持ち、わからないでもないな。買うのなら、やはりオビもカバーもすべて含めて「美品」を書いたいものね。
本は「中に書かれている情報・文章を買うもの」という意識が作る側・売る側・買う側の多くにあるような気もするのだけど、商品としてはやはりパッケージも含めてトータルで提供されるものだと思うわけですよ。中の情報だけ欲しいのであれば、もっとダウンロード販売(電子書籍)とかが盛り上がってていいはず。
で、パッケージ込みで商品だとすれば、その一部に傷や破れがあるのに値引きもされず美品と同一価格でしか買えないというのは、消費者としてはちょっと納得いかない部分もあるよなぁと。
たとえばCDでも、ちょっと気のきいたCDショップは、購入した国内盤CDのケースにひびが入っていたりトレイのつめが折れてたりした場合、申し出れば新しいケースに取り替えてくれたりするわけですよ。CD本体にもブックレットにもインレイにも問題なくてもね(輸入盤では無理だろうな。ひびとかつめ折れとか日常茶飯だもん)。音楽はダウンロード販売がどんどん伸びてきているようではあるけれど、だからこそ(なのか?)パッケージで売る商品はパッケージそのものも商品として瑕疵のないように考えているんだろうなぁ。
同様に考えれば、帯のかかっている本は、その帯も含めて「商品」だろうなぁと思う。ただ本の場合、帯があってもなくても商品として成立する、帯はいわばおまけのようなものなので、CDケースとは一緒にできないけどね。それでも、お客さんの目の前にある商品に帯がかかっているなら、その時点では帯も含めてパッケージ商品だとお客さんが考えるのはとても自然じゃないかな。
だから、帯がほんのちょっと破れていただけで「いらない」というお客さんのことを「神経質だ」といい、そんな程度で買わないのは不可解だと考えるのは、ちょっと違うよなぁと自分は感じてしまう。傷のある商品を展示し、傷があるのに正規価格で買えといってるわけですからね。
正直なところ、帯にどれだけの販促効果があるのか、自分にはわからない。江崎書店さんのいうように、ほんの少しの帯の破れが購買にマイナスに働く、というケースが多いのであれば、やめちゃっていいよなぁと自分は思う。あるいは、書店さんに負担をかけることになるけれど、帯の予備を少し書店さんに渡しておいて、破れたら架け替えてもらうとかしないといかんかなぁとも。というか、店頭で少しでも破れたら帯捨てちゃってくださいよという気もする。
個人的には、帯は嫌い(読者・購買者として)。書店の棚に刺さっている本を抜き取ろうとしたら隣の本の帯が親指の爪のあいだに入って思いっきり切った(めちゃめちゃ痛い)ことが何度かあるし、買ったら買ったで読んでる最中にぶらぶらと邪魔だし、だからといって捨てるのもなにかしのびない(笑)ので表紙の裏にはさんだけどすぐに落ちそうになって落ち着いて本を読んでられないし、しおりにするにはでかすぎだし。帯とかタイトルとかで衝動的に本を買うことがほとんどないので、ただの邪魔者でしかないなぁ、帯。
いずれにしろ、帯って売り手(出版社&書店)の都合だと思うんですよ。その「都合」が「完璧じゃない状態」にある商品の購入を買い手が拒んだというケースなわけだから、それに対し「最近の買い手は...」と考えるのはどうもなぁ。最後の「たった2ミリそれも30スギの男性」という文章が、なんだかすごくひっかかる。「たった2ミリなのに、気にするのはおかしい」「30歳を過ぎた分別のある大人なのに、しかも男性なのに、気にするのはおかしい」という意識なのかなぁって思えてしまう(書いた方の本意はわからないけれど)。そうじゃなくて、売り手としてそれにどう対応していくか、どのような改善ができるか、を考えるべきだと思うのだけどな。
ま、そのひとつの提案として「帯をかけるのをやめる、あるいは刷り込み(印刷)帯にしたら」と江崎書店さんはいってるわけだが、そしてそれは、作り手である出版社への要求であり、出版社としては真摯に受け止め対応を考えるべきだろうとは思うのだが、一緒に「売り手」を構成している書店の現場では、できることはないのですか? 作り手と売り手とで協力しあえることはないのかしら? と、つい責任を分かち合いたく(笑)なってしまう自分なのでした。他の書店さんは帯のこと、どう考えてるのかなぁ。

ちなみに今月新刊の『働くことの喜びはみんなディズニーストアで教わった』(Amazonへはこちらから)に似たようなお話が掲載されているので、ここに転載してみよう。
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ある日のことです。新商品のぬいぐるみを補充しようとバックヤードへ向かう途中で、お客様から声がかかりました。年配の女性です。「ねぇ、ちょっと。ペガサスのぬいぐるみ、まだ在庫あるかしら?」
「あっ、はい!! 右側の棚にあります。ご案内します、どうぞこちらへ」
「場所は知っているのよ。でも、棚にある商品が気に入らないの」
「えっ? 置いてある商品は今日出したばかりの新品ですよ!?」
「それはわかるわよ。でも気に入らないの。他のを出してくれない?」棚にある商品が気に入らない……? きっと、ぬいぐるみの顔つきなんかを気にされているんだろうな。ぬいぐるみってそれぞれ、少しずつ表情とか違うからね。
「わかりました。いま見てきますので、少しお待ちくださいね」
私はすぐにバックヤードへ向かい、棚に出される前の5体のペガサスを持って、お客様のもとへ戻りました。
「おまたせしました!」
「ありがとう。うん、そうよ!! これ、これじゃないと、完璧な商品とはいえないわ!」熱心にその方がたしかめていたものは……プライスタグでした。
「私はね、ぬいぐるみ本体にもこだわるけど、プライスタグにもこだわっているのよ。いま棚に置いてあるのはタグにシワがあったり折れているので、話にならないわ。コレクターのあいだではタグが命なのよ。タグが綺麗でこそ完璧な商品。でしょ? これからはタグに傷がつかないように、綺麗に商品を置いてちょうだいね。頼むわね!」
そういうと、お客様は満足げにぬいぐるみを抱きかかえ、レジへと向かっていきました……。
プライスタグか。いままで気にしたこともなかった……。
商品に対するこだわりや愛情は、人それぞれです。しかし、もし自分が商品を買う立場だったら、商品自体に損傷はなくても、箱や値札、包装などが汚れていたり破けていたりしたら、やっぱりいやだよな……。せっかく買うのだから、すべてが新品で完璧な商品を買いたいに決まってます。
いまのお客様を見て、私はいままでの商品取扱いについて考えました。バックストックでは完璧な商品だったのに、商品補充をする際に、自分が欠陥品にしてしまっていたかもしれないんだ……。
そこで私はさっそく、仲間のぬいぐるみ担当者全員にお客様からいわれたことを伝え、商品の取扱い、とくにタグについては補充をする際に充分注意を払おうと提案しました。ぬいぐるみはタグも命!! すべてが整ってこそ完璧な商品なのだと。
私の提案を、スタッフたちはすぐに理解してくれました。そして、これまで以上に丁寧に商品を扱うようになり、タグにシワなどがつくことも減りました。その結果、ぬいぐるみの売れ行きも伸びていったのです。それまでは、タグのシワなどを気にして購入しなかったお客様が少なくなかったのでしょう。
商品を展示販売するとは、商品をただ補充して並べればいいというわけではありません。メーカーから届いた「完全な商品」を、「完全」なままに棚に陳列し、「完全」な状態でお客様に買っていただく。陳列する商品の品質管理には、そこまでこだわらなくてはいけないのだということを教えてもらった出来事でした。
(「「完全な商品」を完全なままに展示し販売する」より)
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お客さんからのクレームをこういうふうに受け止め、考えられるのって、著者の加賀屋さんが持つもともとのキャラクターという部分もあるだろうけど、やはり「ディズニー・ウェイ」っていう部分も大きいのだろうなぁ。
出版社も書店も(自分も含めて)、まだまだ「お客さんのため」という意識が足りないよなぁ、サービス業の一部だという認識がないよなぁと、あらためてちょっと残念な気分になったのですわ。
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《新刊プレゼントやってます》
「本を読んで新刊ゲット!」プレゼントやってます。今月のプレゼント書籍はこちら。
☆もし日本の経済が100万円とかだったら
鳥羽賢 / 定価1470円(7月新刊)
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田中徹郎 / 定価1470円(8月発行予定)
応募方法等はこちらをご覧くださいね。今回の応募期間は7月25日(月)まで。エントリー、お待ちしてます。
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《新聞広告掲載予定》
7月の新聞広告掲載は、すべて3段8分の1サイズで、掲載されるのは以下の今月新刊3点です。
『働くことの喜びはみんなディズニーストアで教わった』(Amazonへはこちらから)
『売れっ娘ホステスが「一流ママ」になる方法』(Amazonへはこちらから)
『もし日本の経済が100万円とかだったら』(Amazonへはこちらから)
■掲載予定日■
日経新聞 7月7日(木)
東京新聞 7月17日(日)
中日新聞 7月17日(日)
北海道新聞 7月13日(水)
西日本新聞 7月18日(月)
河北新報 7月6日(水)
京都新聞 7月7日(木)
書店さん、品揃えよろしくです。
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《今日のお仕事》
9月予定新刊初校作成作業。
などなど
明日の予定:
9月予定新刊初校作成作業。
書店向け新刊案内DM原稿作成。
応募企画個人評価記入。
秋以降発行予定新刊の原稿整理開始(はまだ無理か)。
などなど
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コメント
すんません、なんかトラックバックしくってだぶっちゃってるようです。お手数ですが、削除願います...
投稿: zu | 2005/07/06 23:34
帯を無くすのはおそらく無理かなあと思います。
「OO万部突破!」「OO氏推薦!」
「2006年版」「新制度対応」
などの宣伝文句を売るため(または売れたときに宣伝文句をグレードアップさせてさらなる増売を目指すため)には入れないわけにはいかないし、これらは本そのものの装丁を考えると刷り込み帯ではむずかしいと思いますので。
そういえば先日最寄の書店の学参コーナーでおそらくアルバイトの店員さんだと思われる2人のこんなやりとりを耳にしました。
「ね~、このへんにある学校って知ってる?」
「はあ?学校?何で?」
「新学期用の帯にさあ、なんか学校名書けって書いてあるけど近くの学校なんか知るわけないじゃんね」
「だなあ。う~ん、どうせ棚の下のほうのあんまし売れない商品だしつけるのやめとくか」
アルバイトと大型化が進んでおり、かつ現状では価格の面で工夫することができない書店さんに個々の本(売れ筋やオススメなどは除きますが)に対する売り方の工夫を求めるのは難しいのかなあとちょっと感じてしまいました。
投稿: overdrive | 2005/07/07 00:24
結局後になると帯があろうがなかろうが気にならなくなるけ
ど、その時は気になる人間もいるかもね。
投稿: オズマ | 2005/07/07 07:57
元書店員です。
帯の破れを気になさるお客様に対し書店側が「神経質」というのは「帯は本の宣伝用にすぎない」と思っているからだと思います。
買う方は「一冊の本」という「商品」を購入されるのですから敗れていていやだというのは当然です。
やはり書店側のエゴですね。
ただ「販売する側」としては沢山平積みしたり入荷したハードカバーを陳列したりと本にまみれているので「商品に対しある種感覚が麻痺する」というのもあるかもしれません。
(ぞんざいに扱うという意味じゃありませんです)
難しいですね。
投稿: OUKASEI | 2005/07/07 08:16
本屋の定員って帯どころか本そのものが痛んでいても気にし
ない人が多いですからね(きっと自分が買うときは気にする
んでしょうけど)。
売れなくても返品がきくという部分で綺麗に扱って可能な限り
売ろうと言う気持ちが薄いんじゃないかな。
投稿: 風の精霊使い | 2005/07/07 11:36
なんかもう、リアル書店ってどんどん魅力が無くなっていくよなぁ。
投稿: | 2005/07/07 11:48
書店経験もある出版社の者です。
帯が破れていたら完全な商品ではないとおっしゃる方の言い分、ものすごくよく分かるんですよ。
私もオビはもちろん、本に投げ込まれている新刊案内や関連商品の広告まですべてそのままおいているぐらいですから。
で、制作・販売サイドの意見ですが、帯ってすぐ破れるんですよね。
うちではかなり多めに刷って、書店営業の時は新刊分は持ち歩いています。で、破れてた帯は交換、ないものは帯を捨てています。
これを書店さんにやって言うのはストックしておく場所もなないし、手間暇を考えても無理でしょう。
投稿: キク | 2005/07/07 11:59
私自身が見た話ではないので恐縮ですけど、古本で貴重な本は帯のある無しで10倍くらい価格が変わったりするそうです。帯をつけて売っているということは帯も含めて商品であるわけで、それが傷ついていたら本が汚れているのと同じなのではないでしょうか。現在出回っている書籍が数十年後にいくらの価格がつくのかはわかりませんが、そういう視点で新刊を買う方もいらっしゃるのではないかと思います。
投稿: gong01 | 2005/07/07 20:49
みなさん、コメントありがとうございます。個別にレスポンスする余裕がなくてごめんなさい。どのコメントも、とても参考になります。
記事のネタもとになった話は、そういうお客さんもいるだろうなぁという想像はしていたけれど、はっきりと現場に出ている書店さんから「いる」と聞くと、身近な現実として再認識できます。「想像」が「現実」になっただけでも、とてもありがたい記事でした。
あとは、それを「自分のこと」として考えられるか、だよな。そのうえで自分のスタンスを決めないといけないよね。
投稿: あまろ~ね | 2005/07/08 17:20
東アジア、特に日本人は商品の外観を気にしすぎると思います。某社のデジカメの生産ラインの話。それぞれ計画にあわせて北米向け、欧州向け、中南米向け、中国向け、南朝鮮向け、国内向けのものを日夜生産しています。検査項目の中で、一番外観に厳しいのが国内向けです(ついで南朝鮮、中国、中南米=欧州、北米)。
逆に動作に関して一番厳しいのは北米で、ゆるいのは日本です。外観が美品でなければ怒られますが、動作不良があればまた交換すればいいと思ってくれる日本人の気質です。
帯が破れていて購入する気がうせることはあっても、乱丁落丁ものは交換すればいいといったかんじです。
美品にこだわるせいで、過剰包装になっている日本社会のあり方は考え物だと思います。
(コレクター批判ではありません。一般的にそういった傾向が見受けられるということです)
投稿: 松五郎 | 2005/07/09 11:51
気に入った本を気に入った本屋で買うのであれば、一番汚れている品を買う。平積みならば一番上を買う。そうすれば、その本屋は常に綺麗なのを展示できるからだ。
気に入らない本屋でしょーがなく買うなら、一番綺麗なのを選ぶ。本に対する愛情や思い入れが感じられない本屋ならば特にそうだ。
買った物に対する思い入れというのは、買った場所と不可分だと思う。それに比べれば、綺麗か汚れているかは問題ではない。
投稿: 緑海 | 2005/07/09 16:01
そもそも、カバーがついてるのは日本と韓国くらいなものですし、書店でさらに紙カバーかけてくれるのは日本だけですね。
そういったことも考えると、たしかに日本は過剰包装と言えるかもしれません。
といっても、それを止めたら確実に売上げが落ちるわけで。禁止する法律なり条例なり作らないとなくならないでしょうね。
どっかの市だか県だかでは、書店でカバーをかけるのを禁止する条例作ったみたいですが…今どうなってるんだろ。
ちなみに以前、書皮(書店ブックカバー)に関する調査論文書いたんですが、買うときに断るって人はほとんどいませんでした。
投稿: lei | 2005/07/09 23:11
消費者の一人として自分がマイノリティだと気づきました。好きな本、ほれた本は十数回読むので手垢やら、髪の毛やらで汚しまくるので買うときにも別に気にしません。ただすぐ古書店行きだなと思うような本は、ブックオフの買取基準にのっとり買うときから美しくとりあつかいます。そういう差別化もありですよね?
投稿: オレ | 2005/07/10 02:15
私は買った本は売ったりしないので、帯は買ったらすぐに捨ててしまいます。あれがあると読みづらいし、いちいちはずして保管するのも面倒ですから。乱丁落丁がなければ十分。自分にとっては情報ソースなので。
拙い文章ですいません。
投稿: ワインディング | 2005/07/10 10:54
それを神経質と疑うようなヤツは仕事やめろ?
あってないわ
オビないとダメとかオビは捨てるっていうのは
人それぞれだから別にいいけど、
オビを重要視してる人を軽蔑的な目で見るのはムカツクな。
それ含めてひとつの商品なんだから、そりゃあキレイなほうがいいだろう。
オビがボロボロのとキレイなのが置いてれば誰かってキレイなほうを選ぶんじゃない?
たとえあとで捨てるような人でも。
オビないとダメって人もいることをわかってほしい。
とりあえずその本店にメール出してやったぞ('`)
投稿: あ? | 2005/07/10 14:58
はじめまして。某ブログから飛んできました。
ただの本好きです。たぶん。
さて、何にせよ「どうせ買うなら美品がいい」というのはニホン的な感覚として拒否できないだろう、と思います。
自分が買うときも、複数あれば一番きれいそうな本を選んじまいますし。
一冊しかなくて、どうしても読みたい、所有したい、という本であれば、多少の破れがあろうとも迷わず購入するんですが。でも、それでもちょっと気分は不満ですね。
かといって、家に帰っても別に帯なんて大切にしないし(すぐ外して本のしおりとして活用する;読むとき外れて邪魔でしょうがないから)、
下手したらもって帰る間に破いちゃうかもしんないのに(いつも購入時はカバー類を断って、レシート挟んでむき出しのままかばんに投げ込む)。
帯の破れとかって、他の人(それが書店員さんなのか立ち読みの人なのかは不明だが)がぞんざいに扱った履歴ですよね。たぶん、そこがダメなのかも。
うーん、エコじゃないなぁ、俺。
自分が購入後にぞんざいに扱って破れるのは自己責任ってヤツなので、何とも思わないんですが。
ただ、帯のあるなしそのものに何の疑問も抱かずに(あの帯は確かに、購入後は邪魔くさいし、版元の自己満足的な物体だと感じる)
全てを「客が思い上がっている」と他者のせいにして思考停止しているのであれば、
それはそれでちと問題だと思いますが。
その意味では、こちらのトピは意義ある問題提起だと感じました。
(帯の分だけ紙の消費が増えていると言う意味では環境問題という理屈などもつけられますしね;こりはまた別の話だが)
まあ、昨日、ブックフェアに行ってきましたけれども、
本好きが集まると言う割には皆さん本をあまり丁寧に扱っていなかったような気がするのはなぜだろう??
やっぱどっちもどっち、という面もなきにしもあらずなのかもしれないな……ユーザーのレベルがクリエイターのレベルも規定している、とでも言うのか。
失礼しました!
投稿: 通りすがりざんす | 2005/07/10 16:14
自分は帯を捨てちゃう人間ですが、帯といえども汚れているような本であれば、気持ちよく買うことは出来ないですね。本体も傷ついている可能性が高いと思いますし。
投稿: 田中山 | 2005/07/10 18:50
そもそも、取次から送ってくる段階でかなり扱いが・・・。
っていったら悪いんでしょうけど、特に雑誌は流通過程でボロボロだったりします。
書籍も、平らに積めるんじゃなくて、縦にして詰めて送ってくることも多く、
オビが破れてる・本が折れてる・表紙が折れてる
なんて、日常茶飯事。しかも、その本1冊のために東京まで電話して伝票FAXして手配・・・とかだと、明らかに経費がかかりすぎる。
となると、少々ぼろくても品だしすることも多いわけです。
全体的にそんな感じだし、多くの書籍を扱ってるとだんだんオビとか日焼けにまで気が回らなくなってたりしますね・・・。
出版社も余分にオビを刷ってる場合もあれば、カツカツしか刷ってないところもあるので一概にオビだけ余計にお願いします。
っていうの難しいわけで。
一応、余分がもらえる版元さんからはオビを余計にもらって気がつけば巻くようにしてるんですけど・・・。
書店のバイトでした
投稿: かける | 2005/07/11 15:06